こんにちは!
今回記事を担当する、工場長・板金担当の小島です。
今回はワッシャー溶接機の紹介という事で、我々板金チームは頻繁に使用する道具です。
一般の方は、知る機会があまりない道具だと思います。
そんなワッシャー溶接機を紹介していきます。
まずこちらがワッシャー溶接機の本体になります。
ちなみにワッシャー溶接機のほかに、スタッド溶接機なんて言ったりもします。
この機械はボディパネルに対して、専用のワッシャーを点溶接することができます。
ちなみにこちらが、専用のワッシャーで菊型ワッシャーと言います。
素材は銅製で、電気が流れやすくなっています。
他にも様々な形がありますが、一番使うのがこの形のワッシャーです。
ワッシャーと言ってもただの丸でわなく、5個出っ張りがあるのが分かりますよね。
この出っ張りの先が、溶接点になります。
つまり1個で5回使えるということです。
機械の先には、ワッシャーホルダーと言うパーツが付いてます。
ワッシャーを挟んでいる銀色のパーツです。
ここにワッシャーを取り付けて溶接していきます。
こういった形で、いくつかワッシャーをボディに溶接していきます。
この時、ボディは生の鉄板まで出しておく必要があります。
そうしないと、電気が通らないからです。
このワッシャーの間に、ジグプレートフックを入れてスライディングハンマーで引っ張ります。
ちなみにその二点の道具がこちらです。
手前がジグプレートフックで、奥のがスライディングハンマーです。
スライディングハンマーは真ん中の球体が重りになっていて、勢いよく引くことで手前側に引っ張り出します。
結構重いんですよ!これ!(笑)
ちなみにボディに挟んでいる物は、ボディアース(-接点)です。
こんなワッシャーの先だけの溶接で取れないの?…って思いますよね。
これがまた意外と丈夫なんですよ~(笑)
こうして凹んでしまったパネルの修正が行われるわけです。
打つ場所や個数・もっと言うと電圧などノウハウが必要な道具です。
もちろん溶接時は、高電圧なので安全第一で作業してますよ!
以上
ワッシャー溶接機のご紹介でした!