西田社長にきいてみた vol.3

今回は、西田社長のプライベートについて、突っ込んで聞いてみたいと思います!

休日は何をして過ごしますか?

ずっと、妻と一緒に過ごしていますよ。

仲は良いですね。

基本的には、夫婦でずっと同じ空間にいます。

買い物に行くのも、家の中にいる時も、いつも一緒です。休日は極力平和に過ごしたいので、夫婦でのんびりしています。

今はとても夫婦仲がいいのですが、実は独立して5年位の間は、家庭が崩壊していたんです。

立ち上げたばかりの会社の経営が、うまくいっていなくて。

自分には独立や開業に関しての知識もなく、未熟でした。会社の経営状態も非常に不安定でしたので、そのせいもあり、生活も不安定な感じでしたね。

そのしわ寄せが家庭や、自分の生活、精神状態全てに影響を及ぼしていました。

そんな辛い時期を乗り越えて、12年経ちました。

子どもたちも育ってきて、今は少し手が離れたんです。

仕事が忙しいので、休みの日も家で仕事をしている時があります。
でも、休みの日は半分息抜きのような感じなので、休み休み、いい感じで仕事が進められていると思います。

乗り越えられたのはどうしてですか?

会社を進めていきたい、明確な方向性があったんです。

あの時期は、いい方向に向かってる途中でしたが、一番危険な時期でもありました。

自分のやりたいことは、はっきりと見えていました。

同じことをやろうとしている店が他にはない事に気づいていたので、あとはそこに向かって頑張るだけだと思うようになりました。

そう思えたら、少しずつ気持ちが楽になってきたんです。

今、思い描いている会社の未来は、自分がやりきった、という達成感を得て、清々しい気持ちで次のスタッフにバトンタッチする事ですね。

自分がやりきった!と心の底から思いたい。

バトンタッチするに向けて、人材を育てることを始めています。

会社の武器を明確にして、揺るがない会社にしていきたいんです。

私が言う武器とは、「仕上がり品質」と「接客応対」の2つです。

敷居の低い、我が社のようなアットホームな修理工場は周りにあまりないと思うんです。

既に、会社を継ぎたい、と言っているスタッフがいるんですよ。

自分達は職人です。技術職の人間の集まりなんですが、きちんとした接客応対をしたいんです。

電話応対一つにしてもです。挨拶や笑顔を、会社全体で大切にしています。

また、女性の方が一人でも来やすいような工場にしたいですね。

我が社の扉を開けてもらって、5秒〜10秒が勝負だと思います。

そこに全力を尽くしたいです。

スタッフ一人一人の、接客応対をしっかり指導して、どんどんよくしていきたいです。

会社全体で、お客様を気持ちよくお迎えして、最後まで心地よくお帰り頂けるようにしたいと思っています。

独立してから、レベルが上がった物の方が大きいと思うんです。

トヨタにいた時は、会社の歯車でしかなかったです。その中にいた時は、自分は最強だと思っていました。

でもいざ外に出てみると、会社にもいいところがたくさんある事に気付きました。

自分はまだまだだ、と思い知らされましたね。

設備においても、今まで用意されていた用な立派なものは、最初から用意できる訳がありません。

いい物を作る為には、設備が半分、技術が半分、くらいの割合で必要だと思います。

その事も、自分でやってみて初めて知りました。

開業から12年経ち、少しずついろいろな物が備わってきました。

それが、 自信にも繋がってきましたね。今は、しっかりとした土台が整ったという感じです。

それでもまだ、設備に関してはまだまだ不十分な所もあります。これから整えていきたいですね。

家庭円満の秘訣はなんですか?

正直、今があるのは、地獄を経験しているからだと思います。

夫婦二人とも、あの時のようになりたくによね、という思いが強いからですね。

独立当初の頃は、口に出してはいけない様な事も沢山言いました。

妻に支えられて当たり前だと思っていました。傲慢ですよね。

社長の気持ちがどうしてわからないの?と妻に対して思った時期もあります。

そんな事をしていたので、夫婦関係が徐々に壊れていきました。

常に頭の中に悩みゾーンがあるんです。

いい事と悪い事が、同じくらいの割合いでありますね。

サラリーマンと違って、どっちも倍増していくんですよ。

でも、あの頃の、地獄の様な日々には戻りたくないと思うと、一層夫婦の結束が強くなり、うまくやっていけている気がしますね。

潔癖症気味だそうですがいつ頃からですか?

この仕事に就いてからです。

だから人生で言うと、割と最近のことですね。

仕上げるのが仕事です。本当に細かい世界なんですよ。

軽い潔癖症みたいなものですね。

身だしなみや、部屋も綺麗じゃないとダメです。

妻も全く同じ感覚を持っているんです。妻は、以前からですね。

仕上げることを仕事にしてから、細かいことが色々と気になるようになりました。

お客様の車の細かい事について気づくことができるので、役に立っているとは思います。

家族みんな潔癖症です。子どももです。

潔癖症に関する、面白いエピソードはありますか?

あきる野にお気に入りのタンメン屋さんがありまして、好きで、スタッフともよく通っていたんです。

カウンターに醤油などの調味料が置いてあるんですが、ある日食べていると、目の前を見たことがない虫が通ったんです。

ゆっくり歩いて来て、醤油差しの裏に隠れました。

変な形の虫でしたね。

それ以来、その店には行っていないです。

床がヌルヌルしたお店は、まず行かないですね。

飼っている犬、龍之介について

潔癖症なので、犬を飼う事は全く考えていませんでした。

犬を飼っている今は、徹底的に掃除をしますね。

ダスキンを使い、お掃除ロボットも駆使しています。

飼い始めた時に、犬に快適に過ごして欲しいと思って、大きいケージを用意しました。

トイレに仕切りが付いているんです。

現在は、本来トイレにあたる部分が、犬がメインに過ごす場所になっています。

大きい部分に、トイレが三つ置いてあります。

犬も潔癖症でして。

一度使用したら、同じ所にはしないので、いくつか用意してあるんです。

散歩は週1回の割合で行っています。

散歩させてはいけない犬種なんですよ。走らせたりすると良くないらしくて。

ですので、一週間に一度、15分程度散歩する程度です。