【プロが教えるノウハウ】シュワシュワ・剥がれも元通り!愛車を蘇らせる「塗装の劣化修理」の全工程

2026.05.17

大切に乗っている愛車でも、長く連れ添ううちに避けて通れないのが「塗装の劣化」です。 洗車をしても艶が出ず、表面が白ボケしてきたり、シュワシュワと気泡のように浮いてきたり、ひどい時にはクリア塗装がペリペリと剥がれてしまったり……。
ガレージローライドでは、こうした「塗装の劣化修理(リフレッシュ)」を数多く手掛けています。今回は、傷やヘコミの修理とは一味違う、劣化した塗装を新品同様に蘇らせるプロの修復工程をご紹介します。
1. なぜ塗装は劣化してしまうのか?

写真のように、表面の艶が完全になくなり、白くガサガサに傷んでしまう主な原因は、紫外線、激しい温度差、雨水、雪などの過酷な自然環境です。
ボディカラーによる光(熱)の吸収率の違いや、車種ごとの塗料の性質の違いもあるため、「これが唯一の原因!」と断言するのは難しいのですが、日々屋外でダメージを蓄積することで、一番外側の「クリアコート(透明な保護層)」から限界を迎えて劣化が始まります。
2. 愛車を蘇らせる!プロの劣化修理・4つの工程
劣化した塗装は、上からそのまま新しい塗料を塗っても綺麗には直りません。下地から徹底的に作り直す根気のいる作業が必要です。
① 劣化した塗膜の剥離(削り落とし)

まずは、劣化してしまった部分の塗装をサンダー等で綺麗に削り落としていきます。劣化の進行具合によって削る範囲や深さは変わり、クリアコート層だけで済む場合もあれば、一番下の鉄板が露出するまで全て削り落とす場合もあります。地味ですが、仕上がりを左右する非常に重要な工程です。
② サフェーサー(下地処理)と面出し

削った部分をしっかりと清掃・脱脂し、下地処理剤である「サフェーサー」を吹き付けます。 サフェーサーには、下地の不具合が表面に浮き出るのを防ぐ役割と、「平らな面を作る」役割があります。塗膜を削った部分は周囲とミクロの段差ができているため、サフェーサーを厚めに吹き付け、乾燥後にペーパーで研いで平滑な面を整える「面出し」を行います。
③ こだわりの「しわ無し」マスキング 面が完成したら、再度清掃・脱脂を行い、上塗り用のマスキング(養生)を施します。

ここで職人がこだわる最大のコツが、「マスキングペーパーやテープに、出来る限り”しわ”を作らないこと」です。しわがあると、スプレーガンで吹き付けた塗料のミストがそこに溜まり、それがパラパラと落ちて塗装面に付着する「塗装ゴミ」の原因になってしまうからです。
④ 集中力勝負の上塗り塗装と「磨き」

いよいよ塗装服に着替え、専用ブース内で上塗り(ベースカラー+クリアコート)を行います。ホコリ一つ許されない、職人が最も集中する瞬間です。 塗装後は十分に乾燥させ、最後に「磨き」の工程に入ります。ただピカピカにするだけでなく、周囲のパネルと「塗装の肌(わずかな柚子肌感)」や艶感がぴったり合うように、絶妙な力加減で磨き上げていきます。
劇的なビフォーアフター
すべての工程を終え、ピカピカに仕上がった姿をご覧ください!

あのガサガサに傷んでいた表面が嘘のように、まるで新車時のような深い艶と輝きを取り戻しました!職人の徹底した下地処理とこだわりがあるからこそ、ここまでの美しいリフレッシュが可能になります。これなら、また新鮮な気持ちでこれからのカーライフを楽しんでいただけますね。
おわりに
「もしかして、うちの車のこのガサガサも塗装の劣化かな?」 「大切な愛車だから、綺麗にリフレッシュしてまだまだ乗り続けたい!」
そうお考えの方は、ぜひ一度ガレージローライドへお越しください。お車の状態をしっかりと見極め、最高の仕上がりになる最適なリフレッシュプランをご提案させていただきます!