自動車の板金修理や日常のメインテナンス、事故などまさかのときの対応方法など、車に関わるノウハウを提供していくのが、この「ノウハウ」コーナーです。
しゃちょーにいろいろと質問する形式で進めていきたいと思います!
こんにちは〜!
今回は、エアロパーツの塗装や取付についてです。
最近ガレージローライドでもとても人気のメニューが、エアロパーツ関連。
一昔前ですと、車雑誌でパーツを見て、そのお店へ実際に行って、そこで取り付けてもらう、そんな流れが一般的でした。
でも今の時代は、車用品に限らずインターネット通販が当たり前。
エアロパーツに関しても例外ではありません。
通販で買ったら当然取付はしてもらえませんよね。
自分で取り付けられるのか? お店に持ち込んでOKなのか?
など、
疑問は多いんじゃないでしょうか?
今回はその辺りをしっかりと質問していきます!
ということで、まず1つめの質問!
Q.エアロパーツって何?
━「そもそも」というところから聞いてみたいと思います。
━エアロパーツって何でしょう?
━そして、何のために取り付けるのでしょう?
エアロパーツというのは、車の外装用パーツです。
車の前バンパーを変形させたフロントスポイラーや、ドアミラーを変形させたエアロミラー、後部トランクの辺りに取り付けるリアスポイラー、GTウイングなど、いろんなパーツがあります。
━何のために取り付けるんですか?
目的は大きくわけて二つあります。
一つは、空気抵抗を減らしたり、ダウンフォース(車を下に押しつける力)を
得るためのもの、リヤウイングなんかだと、ブレーキング時に車の前方が
沈むのを防いでブレーキング性能を向上させたりもします。
要するに走行性能を上げるためですね。
もう一つの目的は、ズバリ見た目です!
車を買ってノーマルでしばらく乗り回していると、
「もうちょっとココの形がこうだったらいいのにな〜」と思ったりとか、
街中でまったく同じ車種、まったく同じ色の車と出会ったりすると、
ちょっとウレしい反面、「みんなと同じ車に乗ってる……」って気持ちが
ジワジワと沸いてきたりします。
そんな時、自分だけの車へと変えるためにエアロパーツを取り付けたりします。
━なるほど〜。たしかに車を替えると、街中の同じ車種がやたらと目に付くようになる気がします。
Q.エアロパーツってどこで買ったらいいですか?
━それでは次の質問はこれです。
ずばりインターネットの通販(ネット通販)がおすすめです。
ディーラーやカスタムショップ、板金屋さん経由で探すとどうしてもパーツの選択肢が限られます。
ネット通販なら、たとえば「車種名 型式名 エアロ」なんかで画像検索したり、ショップ検索すればものすごくたくさん候補がでてきます。
見た目重視なら間違いなくこの方法が一番です。
また、価格はディーラーなどと比べてマージンがかからないので一番安いですし、楽天などであれば他のお客さんのレビューが見られたりしますよね。
そういうところも含めて、やっぱりネット通販がベストですね。
Q.エアロパーツってDIYで取り付けできる?
━エアロパーツを通販で買ったとすると、自宅に送られてきて、その後はDIY(自分で取り付け)することになるんでしょうか?
通販なので当然商品しか送られてきません。
「どうやって取り付けるか?」は自分で考えることになります。
でも、DIYはオススメしません!
エアロパーツってミニ四駆のパーツみたいに全部がピタッとはまるわけではないんです。
たとえその車種専用のエアロパーツであっても、です。
また最近はセンサーなどのオプションパーツがついている車も多いですから、それによって穴開け加工がいります。
そこまでいくとさすがにDIYでできるレベルを超えていると思います。
もしそこまでできる個人の方がいましたら、ガレージローライドで働きませんか?(笑)
Q.じゃあどこで取り付けしてもらうの?
エアロパーツの持ち込みに対応している板金塗装専門店などです。
ガレージローライドも含めて、最近はエアロパーツ持ち込みに対応しているお店は増えています。
一昔前は「うちで買った部品じゃないと付けらんないよ、帰ぇりな」みたいなお店が多かったですが、時代も変わってきました。
━それならなおさらネット通販で買っちゃいますね。
Q.エアロパーツ持ち込みの注意点は?
自分で持ち込まないことをオススメします。
━え?持ち込みOKのお店でもですか?
はい。エアロパーツ、大きいですから。
━そういう意味ですか(笑)
車に無理やり積むと、せっかく買ったパーツが割れてしまったりします。
なので、ネット通販で買う際に、送付先をお店にして、直送するのがいいです。
ただ、お店によって直送OKかどうかの確認が必要です。また、送付前には確認の連絡もいれておいた方がいいですね。
ガレージローライドはもちろん直送OKです。
Q.そのほかエアロパーツ購入の際の注意点ってありますか?
はい、すっごく大事なポイントがあります。
それは、未塗装のエアロパーツを購入すること。塗装済みじゃなくて未塗装です。
さっきもいったとおり、エアロパーツって取り付ける前にアレコレ作業をしてから取り付けることがほとんどです。
きれいに取り付けられるようにする作業を「フィッティング作業」っていうんですが、このフィッティング作業の際に、ほぼ確実に表面を削ります。
また、車のボディーのカラーって経年劣化で色合いが変化しています。
毎日乗っていると気がつかないですが、やはり新車の頃とは違うんです。
なので、ボディの色に合わせてエアロパーツも塗り直す必要がでてきます。
微妙なツートンの車、いやですよね?(笑)
だから、どうせ塗り直すなら未塗装の方がいい、というワケなんです。
それに未塗装の方が安いですしね。
━なるほど〜。
今回のエアロパーツノウハウまとめ
今回の内容をまとめると、
- エアロパーツは空力と見た目のためのもの
- エアロパーツは通販で買うのがベスト
- エアロパーツをDIYするのはむずかしい
- エアロパーツは持ち込みOKの鈑金塗装専門で
- エアロパーツはお店に直送しよう
- エアロパーツは未塗装を買おう
ということにあります。
エアロパーツの取り付けを検討している方の参考になれば嬉しいです。
次回は、エアロパーツ取付作業の際の「フィッティング作業」について詳しくご紹介したいと思います。