【プロの道具と保護具】見えない敵「静電気」をシャットアウト!ガレージローライドのスタッフが常時着用する「静電安全靴」の秘密

車の板金塗装の現場は、鉄板、塗料、工具、そして人……様々なものがひしめき合っています。万が一、重い工具を足元に落としたり、鋭利な金属を擦ってしまったりしたとき、足元をしっかりと守ってくれるのが「安全靴」です。
しかし、ガレージローライドのスタッフが履いている安全靴は、単に足元を保護するだけではありません。今回は、塗装のクオリティを左右する「見えない大敵」と戦うための、少しマニアックな保護具「静電安全靴」の秘密をご紹介します。
1. ただの靴じゃない!足元を守る重要な「保護具」として

写真のように、スタイリッシュなデザインに見えるこの靴ですが、つま先には硬い芯が入っており、落下物や衝撃から足をしっかりと守る構造になっています。板金作業では、大きなパネルや重い工具、溶剤などを扱うため、足元の安全確保はすべての作業の基本です。ガレージローライドでは、この安全靴を「保護具」として非常に大切に扱っており、スタッフ全員が常時着用を徹底しています。
2. 塗装作業の「見えない大敵」=静電気と戦うために


護具としての基本的な機能に加え、この靴が塗装専門店の道具として「めちゃくちゃ重要」な理由が、イナズママークが物語る「静電(せいでん)機能」です。
塗装ブース内で、スプレーガンから霧状に放たれる塗料は、静電気を帯びやすい性質を持っています。もし職人の体に静電気が溜まっていると、以下のような不具合が発生します。
- ホコリを引き寄せる: 人体に溜まった静電気が、空気中の微細なホコリを塗装面へと吸い寄せてしまい、塗装ゴミ(ブツ)の原因になります。
- 塗料ミストを乱す: 塗料の霧が静電気に引っぱられ、本来狙った場所へ均一に付着せず、ムラや艶引けといった不具合に繋がります。
- 引火リスクの軽減: 溶剤(シンナーなど)が充満するブース内で静電気のスパークが起きると、非常に危険です。
3. システムとしての静電対策:塗装服との連携
静電安全靴は、人体に溜まった静電気を、特殊な靴底を通じて床へと逃がす(アースする)役割を担っています。
以前ご紹介した「塗装服(専用ツナギ)」も、繊維やシワによるゴミの発生を防ぐだけでなく、実は静電気を発生させにくい除電効果のある素材で作られています。
(※塗装服の詳しい解説はこちら ▷ 【プロの道具と技術】綺麗な塗装は服から始まる!ホコリを完全シャットアウトする「塗装専用ツナギ」の秘密)
塗装服で静電気を抑え、それでも溜まってしまった静電気を静電安全靴(の靴底)から床へ逃がす。この2つが組み合わさることで、ガレージローライドでは「静電気による不具合を根元から排除するシステム」を構築しているのです。
おわりに:道具一つへのこだわりが、最終的な「塗装品質」を生み出す
「綺麗な塗装」は、最新の塗装ブースや塗料、そして職人の腕だけで作られるものではありません。ホコリを一つでも許さないために、快適さを犠牲にして「塗装服」を着込み、見えない静電気を逃がすために「静電安全靴」を履く。
ガレージローライドでは、見えない道具一つ、スタッフ全員の足元一つにまで徹底してこだわることで、お客様の愛車をいつでも「新車以上のクオリティ」へと仕立て上げます。こだわりの板金塗装は、ぜひ私たちにお任せください!
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