エアロパーツの定番、カーボンパーツ長持ちの秘訣をご紹介

こんにちは、ガレージローライドPRキャラクター、そしてこのサイト「インサイドガレージローライド」のナビゲーター役をつとめるロライドです!

 

今回はカーボンパーツについてのお話です!

といいつつカーボンパーツについてほとんど知らないロライドなのですが、カーボンパーツってなんでしょうか?

 

カーボンパーツってのは文字どおりカーボンでできたパーツなんだけど、レースカーを除いて自動車用のパーツで一般的なカーボンパーツは、FRP製のパーツにカーボン調のシートを貼り付けたものが多いんだ。

 

FRP製?カーボン調?

 

 

要するに黒くて繊維質な見た目のあのパーツって思ってくれれば大丈夫。

 

 

あ、あのたまに見かけるボンネットが黒い車のことですか?

 

 

そう、それ!

そのカーボンパーツの取り扱い方が今日のメインテーマになってくるよ。

 

なるほどです。

ではこのカーボンパーツ、どんな風に取り扱うものなんでしょうか?

 

カーボンパーツの取り扱いで気をつけないといけない点、それはズバリ、経年劣化だね。

カーボンパーツは見てのとおり素材むき出しだから、太陽からの紫外線、ボンネットの場合はエンジンからの熱まで受けているという過酷な状況に置かれてるんだ。

キッチリ塗装されているボディですら経年劣化しちゃうんだから、素材むき出しのカーボンパーツが受けるダメージってのはやっぱり大きいんだ。

 

言われてみればそうですね……。

色も黒いし紫外線をバンバン浴びそうです。

 

そうなの。取り付けてからしばらくすると、白っぽくくすんできて、ひどくなると表面の樹脂が粉っぽくなったり剥がれてきたりという症状が出てしまうんだよね。

 

そういう車、見たことあります……。

なにか対策はないんでしょうか?

 

対策はもちろんあるよ。

それは「UVカット機能付きのクリア塗装をすること」なんだ。

 

ゆーぶいカット機能付きクリアとそう?

 

そう。紫外線をカットする機能の付いた透明な塗装のことね。

ローライドでもちょくちょく依頼を受ける作業なので、実際の事例を見ていってみよう。

日産スカイラインGT-R、カーボン調ボンネット取付・塗装

こちらは施工前のR34GT-Rです。

カーボン調のボンネットの位置決めをします。

位置決めが済んだらボンネットピンの取付をしていきます。

ここまででフィッティング作業は終了。カーボンパーツはまだ素材むき出しの状態です。

その後はカーボン調ボンネットに下地処理を施し、清掃・脱脂をおこないます。

その後は接着剤を塗装し、UVカット機能付きウレタンクリアを塗装していきます。

塗装がおわったら乾燥させて取り付けます。

クリア塗装前との艶のちがい、お分かりいただけますか?

ボンネットがカーボン調になるだけで精悍なイメージ3倍増しに!

ボンネットは艶だけでなく、耐久性も大幅にアップしています。

マツダRX-8、カーボン調ボンネット取付・塗装

続いてマツダRX-8の施工事例をご紹介します。

こちらは施工前のRX-8です。

この金属製ボンネットをカーボン調FRP製のボンネットに変えていきます。

まずは純正のボンネットを外します。

鉄製のボンネットは15〜18kgありますが、FRP製のボンネットに変えると5〜8kg程度になり、10kg程の軽量化になります。

フロントタイヤの上辺りにあるパーツなので重量が約10kg減る影響も大きいのが特徴です。

カーボン調のボンネットを取り付けました。

フィッティング作業が完了したら取り外して、清掃と脱脂をします。

その後は接着剤を塗装した後、UVカット機能付きのウレタンクリアを塗装して仕上げます。

艶のちがい、分かりますでしょうか?しかも紫外線からしっかりガードしてくれます。

再度取付をして完成。

ボンネットがカーボン調だと精悍さが増しますね。

カーボンパーツの「UVカット機能付きのクリア塗装」はもはや必須

UVカット機能付きクリア塗装の工程は見てもらったとおりだよ。

 

ツヤツヤになって格好良かったです!

 

格好良さだけじゃなくて耐久性もだんぜん上がってるから。

パーツ屋さんでも「板金屋さんでクリア塗装してもらってくださいね」って勧めることも多いんだ。

なるほど。

知らずにむき出しで使っていたら哀しいことになりそうですね……。

クリア塗装をしてもらう上での注意点ってありますか?

クリア塗装は、料金=塗料の質なので、あんまり安いところは注意した方がいいかな〜。

「綺麗を長く維持する」のが目的でクリア塗装するんだから、長持ちしないと意味がないよね。

あとはUVカット機能がちゃんとあるクリアなのか、接着剤をちゃんと塗装しているかってところがチェックしたいポイントだね。

 

わかりました!あんまり安いところは気をつけた方がいいってことですね!

 

高ければゼッタイ大丈夫って訳ではないけれど、カーボンパーツを長持ちさせたいなら安いところは避けた方がいいのは間違いないよ。

 

今回の記事をまとめます!

 

カーボンパーツ長持ちの秘訣はココ!

  • 未塗装のむき出しで使ったらすぐに劣化する
  • 長持ちさせるにはUVカット機能付きのクリア塗装
  • 安いお店のクリア塗装は要注意

ということになります。

カーボンパーツを取り付けてみようかな〜という方は参考にしてみて下さい。

エアロパーツ全般の買い方についてはこちらの記事もどうぞ。

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